かつて・・・
VHSだのベータだのビデオ戦争が話題になるような時代があった。
当然のごとく戦争になるぐらいシェアを争っていたので、かなり普及していたわけだ。
私は、どっちつかずなので、両方持っていた。
そして、独身でもあったため、それで番組を撮りだめし、遅くに帰宅しては、晩酌の肴にし、本当に楽しみにしていた。
当時「男女なんたらかんたら」というドラマやら「金曜日の・・・」が流行っていた時代じゃなかろうか?
酔っ払いながら見ていたこともあり、帰宅する前の日常からまるで失楽園に入り込んだかのようにうっとりして見入っていたものだ。
その他には「元気が出る・・・」「ひょうきん○」などのお笑い番組も好きで、やっぱりこれもかなり力を入れて見ていた。
楽しかったのだから、それで良いのだろう。
が、そんな生活は習慣となり、いわゆるTV好きの生活が続いたものだが、歳食ったせいだろうか、最近は見たい番組が少ない。
しかも、インターネットなんかで、マスコミや芸能界の常識が当然のように暴露されている・・・
そこに藤○ナントカと陣○ナントカの離婚騒動だ。
アホらし、と思いつつも、あっちこっちで見てしまう。
そして一通り見て思った。
芸能なんて、全ては作り事の世界で、それでも楽しければよいのかもしれないが、所詮は他人ごとである。ということを。
つまりは自分には何の役にもたたねば、害も届かない。
自分と全く無関係なところなのだ。
が、それがさも興味を持つように、面白いことのように、自分と無縁ではないことのように・・・思わされる・・・
それで魅入ってしまうのだが・・・何でなんだろう?と考えてみた。
うーんいわゆる「お客」になっているのであろう。
なんやかんや言って興味をそそられ、それらの情報のお客になり、いわゆるメディアの策に見事にハマっているのだろう。
そして、その見返りに「楽しみ」を与えられたような気にさせられていたのだが、実際は何のことはない「自分の大切な時間が奪われていた」だけのこった。
かつて、TVからは有害な電波が放出されているなどと言っていた人がいる。
直接的に正解ではないかもしれないが、ある意味正解かもしれない。
今回の離婚騒動とて、私にゃ何にも関係ないことで、これからの自分の人生にも全く影響しない。
そんなものを「さも重大な情報」として仕向けられていると思うと、そりゃ政治家にも簡単に騙されるはずだわさ、と思えるのである。
まあ過去のことは後悔しても仕方のないことだが、それにしても自分に何にも関係の無いTVの中の出来事に、よく夢中になっていたものだ。
そんな時間があったのなら、もっと自分に直接影響することに、時間を使っていれば、ちったぁマシな大人になっていたかもしれない。
最近のTV離れは、ちょっとぐらいは成長している証だとしたら、うれしいことだ。
小さい頃、親によく「いつまでもTV見てるとバカになるよ。」は当たっていたようだ。
それにしても昨日は寒い冬の海だった。
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